屋根裏の玩具箱 時の雫
†FACE†
■舞台■
その遥か昔な私の記憶の片隅に、演劇と言うか、演劇というものの存在すら認識していない頃、
強烈に心にインプットされた、3つで1セットになったキーワード。
『丸山明宏・黒蜥蜴・三島由紀夫』
そこで植え付けられたその種子は、長い間、私の心の中で、静かに何かを育んでいたようです。
そして時は経ち…色々なものに興味のアンテナが反応するまま、動き出した頃、
私が、生まれて初めて、舞台というものに接したのが、歌舞伎座で、
演目は、評判が良かったNHK大河ドラマ「黄金の日々」を舞台化したものだったのです。
その主演が、当時の市川染五郎(現松本幸四郎)さんと坂東玉三郎さんでした。
(ちなみに、TVドラマでは、市川染五郎さんと安奈じゅんさん(元宝塚歌劇団))
そのドラマを観ていたわけでもなく、特に二人のファンであったわけでもなく、
安奈じゅんさんをそのドラマで気に入った友人の付き添いと言う感じで行きました。
なので、文字通り、何の予備知識もなく、真っ白な心で見つめることとなったのですが……
花道キワの席、間近にいらっしゃる玉三郎さんの、その、あまりにもな薫り立つ美しさに、衝撃!
すっかり、虜になってしまったのです。
舞台初体験は、歌舞伎座で、歌舞伎俳優さんでありながら、歌舞伎ではなかったという……
不思議なものでありました。が、それが、玉さんとの出会い!
そこで開かれた扉は、延々と、もう、閉ざされることはありません!
歌舞伎
■坂東玉三郎(ばんどうたまさぶろう)・大和屋(やまとや)■
私にとっては、出来たらなってみたい最高の方でありますが、もう、神格化していらっしゃいます。
★詳しくは、個別ページに入ってご覧下さい★
■二十一世紀歌舞伎組・澤瀉屋(おもだかや)■
私を、より、歌舞伎の世界へ導いてくれている、素敵な面々です。
★詳しくは、個別ページに入ってご覧下さい★
劇団
■ORGAN・VITAL(オルガンヴィトー)■
私の理想の女性、不二稿京(ふじわらけい)さんが主宰する「生命の諸器官」という意味の名を持つ劇団。
その独特の感性から生み出される世界は、くやしいほどに、私を魅了して止みません。
映画『オルガン』は、ファンタスティック映画祭など、各種映画祭で、評価を受けています。
★詳しくは、個別ページに入ってご覧下さい★
『AEON』
『真珠郎』
『ねむり姫異聞』
■花組芝居(はなぐみしばい)■
加納幸和(かのうゆきかず)氏の主宰するネオ・歌舞伎の世界を創り上げている男性だけの劇団。
★詳しくは、個別ページに入ってご覧下さい★
『雪之丞変化』
『夜叉が池』
『聖・ひばり御殿』
■唐組(からぐみ)■
唐十郎(からじゅうろう)氏の主宰する、紅テントでの芝居を続ける老舗の劇団。
状況劇場という名の時代から、出身者には、根津甚八氏、小林薫氏などがいらっしゃいます。
前述のORGAN・VITALの大看板の藤原京(現不二稿京)さん、長谷川公彦氏は、
私が、唐組に通い出した頃の主演コンビでありました。
その頃の作品が、私は、とても好きなのです。
『セルロイドの乳首』
『透明人間』
『電子城II フェロモンの呪縛』
■新宿梁山泊(しんじゅくりょうざんぱく)■
『ジャップ・ドール』
『リュウの歌』
『人魚伝説』
■グローブ座カンパニー■
『夏の夜の夢』
『間違いの喜劇』
『こどものためのシェークスピア・シリーズ』
■蜷川幸雄作品■
『唐版・滝の白糸』唐十郎作 岡本健一・松坂慶子・譲はるひこ
『ペール・ギュント』イプセン作 岡本健一・高橋一也・井上倫宏
『身毒丸』寺山修司作 武田真治
■市村正親■
『ジーザス・クライスト・スーパースター』
『コーラスライン』
『ラカージオフォール』
『市村座』
■映画■
私が、生まれて初めて、スクリーンで映画というものを観たのが、
はい、子供らしく、大映映画「ガメラ対バルゴン」でありました。
(以来、ゴジラに浮気をしたことはありません!大怪獣は、ず〜っと、ガメラ一筋です(^^))
と、それは、それで、大切な宝物ではありますが、それから大分経って、
次ぎに何を観たのかは、残念ながら、覚えてはいません。
おそらく、「山口百恵主演もの」か、「スターウォーズ」か、「小さな恋のメロディ」のどれか
だったと思うのですが……。
と、一時は、映画館にも、割りと行っている時期がありましたが……
実を言うと、私は、映画館が苦手なことに気づいて…
「時計じかけのオレンジ」を途中で抜けて以来、あまり足を運ばなくなりました。
さんざん自称している「Live体質」な為、あのLive(生)でない空間に、
あれだけの人々が、押し込められているのが、どうも肌に合わないのです(^^;)。
映画自体は、決して、嫌いではないのですが、映画館は苦手なので、タイムリーで観ることは、
非常に興味のあるもの以外、ないです。
この数年で、私を映画館へ行かせたのは「エヴァンゲリオン(春)(夏)」「双生児」「シックスセンス」
だけだったという具合です。
ここでは、好きな作品・俳優を、パラパラと思い付くままにあげてみます。
■ルキノ・ヴィスコンティ監督作品■
私の中では、ひとつのブランドとでも申しましょうか……。はい。たまらなく好きです。
「地獄に堕ちた勇者ども」
映画作品として、私が、1番好きな作品です!
誤解を恐れず、一言で表現すると、耽美なムードを溢れさせた「何でもあり!」な作品です。
出演しているヴィスコンティのお気に入りヘルムート・バーガーは、
私の1番好きな映画俳優で、この作品で惚れました!
シャーロット・ランプリングもとても好きな女優さんです。
「ルードヴィヒ・神々の黄昏」
ひたすらにヘルムート・バーガー!ひたすらに、切なく、愛しい……。
「山猫」
ヘルムート・バーガーと並ぶくらいに好きなアラン・ドロンも、
威勢の良い若者タンクレディ役で出演しています。
名優、サー・ローレンス・オリビエが素敵です。
「家族の肖像」
ヘルムート・バーガー主演。
ヴィスコンティのお気に入りな女優シルバーナ・マンガーノの魅力も光ります。
「ベニスに死す」
絶世の美少年!美少年代表!なヴィヨルン・アンドレセンには、もう、溜息しかありません。
■アラン・ドロン出演作品■
コツコツ、録画コレクションしている作品は、もう、かなりな数になります。はい。
そんな中から少々を列記のみ。
「太陽がいっぱい」「ゾロ」「黒いチューリップ」
「愛人関係」「シシリアン」「善悪の彼岸」
「悪魔のようなあなた」「さらば友よ」「サムライ」
■その他:お気に入り作品■
「小さな恋のメロディ」
この作品は、私の中で、ある種「地獄に堕ちた勇者ども」と表裏一体をなす、核とも呼ぶべき
同じ位に好きな作品です。ひたすらに、心がキレイになる気がします……。
マーク・レスター&トレイシー・ハイドもとてもいいのですが、
私は、何と言っても、ジャック・ワイルドのファンですっ!
「フィーリング・ラブ」
あまりに常套な、少年少女の、薄幸、スポコン、ロマンス、薄命のオンパレードなのですが、
シンプルさの中で、主演の、カルロ・ルーポとマービ・ジルビリが、初々しい美しさで、
見せてくれます!泣けます!
「ジュリア」
バネッサ・レッドグローブが好きなのです。
「ディア・ハンター」
クリストファー・ウォーケンがたまらなく良いです!。
「マックス・モンアムール」
シャーロット・ランプリング主演、大島渚監督の問題作でありました。
「戦場のメリー・クリスマス」
大島渚監督作品。豪華でユニークなキャストが生き生きとしていました。
「地球に落ちて来た男」
デビッド・ボウイ主演!大好きな作品!。ボウイが素晴らしいです!
「ツィゴイネルワイゼン」
プラセット第一弾!独特の世界が広がって、非常にその空気がいいっ!
「ORGAN」
それはもう!ORGANVITALの初映画作品ですからっ!
「復讐するは我にあり」
「鬼畜」と並び、緒方拳が、いい味を出しています。
「太陽を盗んだ男」
沢田研二、菅原文太がプルトニウムを盗んで…という印象深く、テンポのいい作品。
「乱」
やはり、世界の黒澤は、世界の黒澤ですね。
「八墓村」
萩原健一主演ヴァージョン。なぜか、感動してしまうのです。
「復活の日」
病原菌関係のパニックモノ、なぜか、とても興味を持ってしまうのです。
この作品は、中でも、邦画ながら、スケール感がありました。
「NIGHT HEAD」
飯田譲治氏の深夜TVドラマの映画化ですが、TVでは、オンタイムでずっと観ていました!
以来、豊川悦司、武田真治というよりは、もうこの二人は、私にとって、
霧原直人&直也兄弟以外の何者でもなくなりました!
「女がいちばん似合う職業」
桃井かおりが自らで創りたくて創った作品。岡本健一演じる殺人犯がなかなかです。
「30Thirty」
坂上忍監督作品。主演のHAKUEIが非常にいいのです。
『風の輪廻』のHAKUEIへのコメントでも語っています。
「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」
英国ロックの王者の、非常にクオリティの高い、ドキュメンタリー作品。とても好きな作品です。
私が特に好きな場面は、ヴォーカルのロバート・プラント氏が、
愛息子のカヤック君たちと川で遊んでいるシーン。
そのカヤック君は、その後、亡くなってしまうこととなったのです……。
プラント氏の深い悲しみは、計り知れませんでした……。
そして、ドラムスの通称ボンゾ、ジョン・ボーナム氏も、もうこの世にはおりません。
ラストに流れる「天国への階段」が、今、観れば、なおいっそう、胸に迫って来るのです。
■TV■
最後には、はい、物心がついた時から、いつもで傍にある大好きなTVにもふれましょう(笑)。
バラエティ好きではありますが、ドラマの歴史もしっかり、刻んで来たかもしれません。
生まれて初めてシリーズでは、「あいつと私」が原点でございます。
では、では、思い付くままに、特に、心に残っていえるTVドラマを、簡単に抜粋しますです。
「あいつと私」
(松原智恵子、川口久)
川口久演じるところの、影のある孤独で歪んだ青年が、多分、私の好みの原点となりました!
3つ子の魂って、本当にこわいですね〜。って、
おそらく、だいたいを理解していた就学前の自分が、コワイ……。
大学生役の松原さん妹役に、高校生役だったのは、ジュディ・オングさんだった……。
主題歌は、あまりにわかりやすい詞で、
♪愛していると言ったら負けで、愛してないと言ったら嘘で、どうにもならず、蹴飛ばす小石。
若さが眩しい。あいつと私、私とあいつ、あいつと私、私とあいつ、ラララランランラン♪
が、そんな脳天気な主題歌ではありましたが、結構、学生運動や、レイプや、不倫のようなものが、
組み込まれておりましたです。はい。
「さよならこんにちわ」
(大原麗子、中野良子、栗田ひろみ、火野正平、原田芳雄、原田大二郎)
家の中に、ブランコがあったんです……。
栗田ひろみ演じる末娘が、不治の病いで、それが根底には流れているのですが、
とても、オシャレな感じのするドラマでした。エンディングの「愛の伝説」(マガジン)も良かったです。
「必殺シリーズ」
(藤田まこと、中村喜津夫、中尾みえ)
タイトルが、みんな、ゴッチャになってしまっていて不明ですが、最終話が、かなり悲惨で……
中尾さんが、不自由になってしまった中村さんを、大八車にのせて旅立った記憶が、
非常に切なかったのです。
「幻花」
(瀬戸内晴美作 中野良子、山口崇、藤村志保、佐藤友美)
応仁の乱の前後の話なのですが…その豪華絢爛な衣装や、全編に醸し出されているムードが、
とても素敵でした。が、何より、瀬戸内さんのストーリーが、大変面白く、興味深いものでした。
当時は買えなかったのですが、大人になって、やっと、原作を買うことができて、やはり、良かったです。
「白い巨棟」
(田宮次郎、大地喜和子)
オンタイムでは見ていないのですが、再放送ではまってしまいました。
大病院の、派閥争いから、医療ミス裁判、最後は、「医者の不養生…」。
「傷だらけの天使」
(萩原健一、水谷豊)
それはもう!ショーケンですからっ!「あにきぃ〜」です。
「NIGHT HEAD」
(豊川悦司、武田真治)
非常に好きな世界です。このキャスティングは、誠に見事です!
「BLACK OUT」
(椎名拮平、山本未来)
日本版「X-FILE」簡易ヴァージョンのようでしたが、やはり、好きなテーマでした。
「もう誰も愛さない」
とにかく、その展開の早さと、バカバカしいほどの凄さが、気持ち良かったですかね。
「竜馬におまかせ」
(浜田雅功、内藤剛、反町隆、緒川たまき)
はい、面白かったですね〜。
「未成年」
(石田いっせい、香取慎吾、反町隆)
何か、みんな、上手いですね〜と思ってしまいました。野島作品で1番好きかもしれません。
「沙少妙子」
(浅野温子、柳場俊郎、柏原崇、香取慎悟)
演じすぎ(?)の温子さんが、こわかったけど、良かったですね。
「水の女」
(蜷川幸雄監督 岸恵子、岡本健一)
スペシャルのドラマでしたが、素敵な作品です。
「あぶない少年」
一応いれてみました。はい、光GENJIヴァージョンの方で。
「大草原の小さな家」
子供の頃から、何度、繰り返し見てしまっていることでしょうか!
間違いなく、一番、見ているドラマです!大好きですっ!
「素敵なモンキーズ」
よく考えましたらば、洋楽原点は、彼らだった!毎日楽しみに見ていました!
「フルハウス」
大草原の小さな家の現代版ともいえるかもしれません。あったかいドラマで、大好きです!
「スタートレック・ニュージェネレーション」
なぜか、前シリーズには縁のなかった私なので、こちらに素直にはまれました。
アンドロイドの、データ少佐が非常にいいです!
「ビバリーヒルズ高校白書・青春白書」
ずっと見続けてはいますが、もう、いい加減にしろ!ともいいたいですね(^^)。
こんな感じが、一通りの、私の演ずる人々観賞の略歴であります。