観劇の記     開設以降に行った演劇関係の感想です

 何しょうぞ 現世に生きて 一期は夢よ ただ狂へ

第31回、2000年記念「俳優祭」in歌舞伎座 2000.03.27 

非常に異常に楽しかった(^^)
メインは「タイタニック」パロディ『鯛多二九波涛泡』(たいたにっくなみまのうたかた)!
しっちゃかめっちゃかで、面白かったですねぇo(*^-^*)o。
特に最後、人気をかっさらって行ったのは、菊五郎さんのコギャル「顔黒ひぃちゃん!」。
せっかくの清楚で可憐な姫をやってる息子の菊之助君には、「父の姿に呆れかえり」と言われるし(笑)。
福助さんの美川憲一は、自分でも言ってましたが、「ベルバラのオスカル以来〜」のはまり役(笑)。
で、「おおっ!」と驚いたのは、神田うのになってたらしい勘太郎君が、うのちゃんには見えなかったけど、
綺麗なお嬢さんになってて、いやぁ〜、驚いた。驚いた!
田之助さんのサッチー(ちなみに水着姿まで(^^;))、鴈治郎さんのダイアナ妃(「ガングロ」に
対抗しての「ガンジロ」ってだけで抜擢されたらしく、ちょっとお気の毒(笑))
は…凄かったですねぇ(^^;)。
なぜに、おじいさんになって三味線弾いたのか?の笑三郎さんもいい味!
そして、いいコンビがたくさん!
狂言回しコンビの「猿之助さん&団十郎さん」。デカプリオ組の「染五郎君&翫雀さん」。
ライバル組の「団蔵さん&猿弥さん」!それぞれに、楽しかったですねぇ〜(^^)。
あ、染五郎君&菊之助君の、あのタイタニック名シーンも、とっても良かったですしね〜(^^)。
とにかく、大笑いさせていただきましたぁ〜。楽しかったぁ!!!o(*^-^*)o

「稚魚の会」新年会 2000.01.23 

歌女之丞さん、芝喜松さん、橋十郎さん、芝寿弥さん、梅蔵さん、芝のぶ君、東志也君、東志二郎君、
梅二郎君、福弥君、橋弥君、梅之君 他。
於いて国立劇場社員食堂!ってところが、いいでしょう〜(^^)。なにか、手作りですよ(^^)。
開始30分前に開場し、適当な席につくと、芝のぶ君が「何をお飲みになりますかぁ?」と向かえてくれて、
はい、やっぱり、飲まなくっちゃね〜(笑)と水割りをオーダー。
開始時刻を迎えると、ご挨拶と乾杯。そして、まずは、梅之君の素踊り。これは正統派です。
そして、当人達いわく「隠し芸」に入ります。
私達は、仕出しのお弁当を頬張りながら、ゆったりと観賞。
橋弥君のパントマイム、東志二郎君の南京玉すだれ、そして、芝喜松さんがタモリさんに扮しての、
『テレフォン・ショッキング』で、先輩・同輩・後輩の輪!(笑)。
当り前ですが、みなさん、さすがの役者さん!続けるテレは、ユーモアにあふれていて、とても、
楽しかったです。個々の方々のパーソナリティもよくわかりましたし(^^)。
どこの一門の方なのかも、それで、やっと把握(笑)。芝喜松タモさんもとってもいい味でした!
そして、誰だっけ?(^^;)梅二郎君?(ごめんなさい)と東志二郎君の「アッチッチ〜」をアレンジしたダンス!
東志二郎君の女装は、妙にかわいかったです!
そして、恒例のプレゼント抽選会。今回は、3順できました。
私がGETしたのは、市川段治郎君からの写真立て、中村吉二郎さんからの「ボディクレイ」セット、
中村仲之助君からの歌舞伎ハンカチ&舞台写真でした。
段治郎君はファンでもあって嬉しいし、驚いたのは、仲之助君のです。はい。
昔、よく、歌舞伎を観にきているのをみかけていた男の子でしたから(^^)。
ある日、歌舞伎座の舞台上で発見した時には、とっても、驚いたものでした(笑)。

もうすぐ15期生が卒業だそうです。2年に1度。もう30年の歴史を刻む、養成所。
1期生の方もいらしていましたし。
歌舞伎界、御曹司の方々だけでは、成り立つものではありません!
こういう、真に、歌舞伎を愛し、自ら、歌舞伎の道へ飛び込んでゆかれた方々が、支えてらっしゃるのです!
何だか、嬉しいです。はい。嬉しいです。
優しい時間を、どうも、ありがとうございました!(^^)

1999年「MyBest各賞」観劇編 

今年のほとんどは、音楽編で忙しかった状況で、まったく余裕がなく、
演劇関係には非常に、申し訳ないことをしてしまいました。
なので数少ない為、ノミネートは、全作品になります。

 1「夏の夜の夢」  (グローブ座) 加納幸和、山崎清介、上杉祥三
 2「子午線の祀り」 (新国立劇場) 市川右近、野村万斎
 3「新三国志」   (新橋演舞場)(松竹座) 澤瀉屋スーパー歌舞伎
 4「われらヒーロー」(アゴラ劇場)平田オリザ作 佐藤誓
 5「奥女中たち」  (スズナリ) 花組芝居
 6「伊達の十役」  (歌舞伎座) 澤瀉屋
 7「オセロー」    (グローブ座) 佐藤誓、山崎清介
 8「右近の会」   (国立劇場) 市川右近
 9「かもめ」     (シアターコクーン) 岡本健一 樋口かなこ
10「西鶴一代女」  (帝国劇場) 加納幸和演出 花組芝居の面々 浅丘るり子
11「籠釣瓶色街酔醒」(歌舞伎座) 坂東玉三郎

かなりチョイスして観た形となりましたので、甲乙つけがたくはありますが……。
それでも、やはり、群を抜いてしまうのは、足も2度運びましたし

■MyBest・作品賞      新三国志(スーパー歌舞伎)
■MyBest・主演賞      市川笑也(澤瀉屋・21世紀歌舞伎組)

で、決定です。そして、何やかやと、どうしてもな。

■MyBest・役者賞      佐藤誓(花組芝居)

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