ROUAGE Live

…瞳をあけてみるゆめ…

ROUAGE TOUR 2000
Lab red-hot,honey dip

08・26 東京BAY NK HALL 19/19
『NKをどう見るか?』
それは、しっかり、前日までに決めていた。そう、私は、やっぱり私。午前Ray時!
「最後くらい、利華さん中心に見てみようかな…」ともちょっと思ったけれど、つぶやいた直後に浮かんだのは
「利華のいるROUAGEでのRayZiは最後だもんね…。うんっ!やっぱりRayZiだ!」
そう、だから、いつも以上に、RayZiでと!
(はい、某私をよくわかっていらっしゃるお方には、「5倍ですかぁ〜」と言われてました(笑))

NK当日。日比谷線の八丁堀で、京葉線に乗り換えの時、後ろにいた3人組が、嬉しそうに、
「初ROUAGEだねぇ〜。楽しみだねぇ〜。」ってニコニコ話している……。
そっかぁ。。。まったくの一般の人には、伝わっていないんだもんね。。。

私に届いていたチケは、みんながRayZiサイドのAブロなのに、なぜか、利華サイドのBブロだった。
Aブロとの交換を、かなりギリギリまで迷ったけれど…
(友達な利華ファンさんの誰か1人に決めるのも悪い気もしてね。。。)
これが届いているってことは、やっぱり、ソコで見なさいって、ことだろうに落ち着きました。
で、やっぱり、そうあるべくして、あったってわけでした。
ポジションは、AとBを隔てる中央の柵の割りと前方をGET。全体が見える……。
そして、RayZi、一至は全身が見えるけれど、利華は、あんまり見えないことに気づく…ははは。
祥之は、一至にかぶってしまうんで、ちょっと見えにくいという感じで。

そんな場所で、柵にもたれて、Aブロで入場してくる人々を見つめる。
見慣れた顔に、手を振る。別々な人々なのに、まったく、同じ反応を返してくれた人々は微笑ましかった。
そんな時に、テレも鳴る。「ここにいるよぉ〜」と、お知らせしてしてくれた人々もいた(^^)。
何だか、み〜んな、それぞれ、色んな思いの顔をしているね。うん。
そんな風に過ごせたのも、何だか、とっても良かったかもしれない。

入場が済むと、次第に落ち着く。
ステージの後ろ、外が素通しで、なぜか、椰子の木が揺れているのをボッと見つめる。
たまに、飛行機が飛んでゆく…。「あれは、帰るの?旅立つの?」そんなことを考える。
この時、私は、ほとんど、ROUAGEのことを考えていなかった。
そう……気持ちを真っ白に、瞳を真っ白にしようと思って。

そして、開演……。いきなり、アリーナの人々、半分に圧縮されちゃったのには、ビックリ(笑)。
が、私は、ポジショニング成功で、ゆったり。うん。ゆったり見極めたかったからね。
ステージのバックが閉められ、いよいよ……。
まず登場したのは、祥之だったよね。で、RayZiと利華、どっちが先だったっけ?(^^;)
RayZiは、髪をちょっと切ってて、ますます色が明るくなってて、で、う〜ん、面白いジャケだね(^^;)。
と、まず、笑ってみた。サンキュ、RayZi。それが、狙いってわけじゃあ、ないよね。
でもね、表情が……一生懸命、笑おうとしてるよね。。。笑顔作って。。。
オフィシャルに「皆「頼むよ」!約束だよ! 今日は皆、最高の笑顔で・・会いましょう」って……。
それは、誰にって、誰よりきっと、自分自身に、いいきかせていたことでしょう。
だから、自分を、どうか、支えて欲しいって、お願いだからって……私は、そう解釈してたから。
うん。

だから、ちゃんと、見つめたよ。笑顔で、ちゃんと、見つめたよ。うん。
RayZi、あなたの、琴線に触れたら崩れてしまいそうな、タイトロープ上で、一生懸命、楽しもうとしている姿。
カッコ良かったよ!うんっ!いつも、カッコいいけど!もっと、カッコ良かったよ!
どんなステップしてても、うん、いいっ!動いてなきゃ…たまらなかったでしょ…。
そして、以前は、スタッフやメンバーとは笑い合っても、客席に向くと、笑顔をなくしていたあなたが、
いつしか、誰にも笑顔でいられるようになって、そして、今日は、逆転していたね…。
こちらには、必死で笑顔を作って…。
このツアー、あなたの笑顔で、どれだけの人が救われていたことでしょう。
うん。

一至、あなたも、すごく複雑な顔してましたね……。瞳は、妙に冷ややかなほど、深く澄んでいた。
私、あなたの瞳を見て、湖が連想されていました。
山奥深く、張詰めた水面の、明け方の大きな湖……。そう、湛えた水の温度さえ…。
その凪さえ許さぬ張詰めた水面の、その下には、一体、どれほどのものを、ため込んでいるのですか…。

利華、あなたは、このツアー、ずっと見てきた利華だった。うん……。
笑顔は良かったね。そう、やっとすっきりした?でも、淋しい?あなたの複雑さは、空気だった。
そう、特別じゃあなかった。利華は利華、利華さまだね。

祥之、ごめんね。あんまり記憶にありません。ただ、天上に伸ばしたステックが…印象的だった。

私も、泣かずにいましたよ。はい。だけど……。
「月のながめかた」の時でした。柵に肘をついて、ゆっくりと、RayZi、一至、利華の顔を、1人1人眺めて、
ROUAGEをながめて、ROUAGEというものを見つめて…じわじわと想いがしみいってきて…
とうとう、うるうるしてきちゃったんですよ。
と、その時でした。そのまま、ぼ〜っとRayZiを見つめてうるうるしていたら、瞳が合ったんです。
そしたら、瞳を大きく開いてから、ゆっくり頷いてくれて、
「ああ、そんなトコにいたんだぁ…」って言ってくれた気がしました。
(はい、勝手な思い込みです。笑って下さいませ。バカな私でありますから(笑)。
 でもね、相方に、数日たってその話をしたら、「あ、それ、わかったよ。今頃、気づいたのかよ、遅いよ」
 と、私の為に怒ってくれたそうです(笑)。さすが、私の相方です。ははは。揃ってバカでごめんなさい)
その瞬間に、涙が、溢れてしまいました。
そう……。負けてしまいました。ごめんね、約束、果たせなかったよ…。
だって、あなたの瞳も、その時、あまりに無防備で、あまりに優しかったから…。
だから、溢れた涙は、とっても、あたたかかった!
泣けないでいたら、きっと、ダメだった。流せてしまえた涙で、私は、大事なものをしっかり守れた。
うん。漠然としてだけど、そんな気がしました。

いつしか、バックも、再び開けられていましたね。
一至の後ろを、夜間飛行の飛行機が、悠々と天へつき抜けていって、とっても、象徴的というか、
効果的だったりもしましたね。
そして、時は、いやおうなく、誰にでも、平等に進む……。

アンコール。あえて、詳しくは、記しません。
いっぱい、いっぱい、そこらじゅうに、気配りをしていたRayZiには、本当に胸が熱くなってました。
そして、大人のセイシロウさん、あなたがいてくれて、本当にありがとう。
祥之、あなたは、何をどう感じているんだか、私には、よくわからないや。

そして、利華、一至、結局、あなたたちが、再び瞳を合わせることはありませんでしたね……。
セイシロウさんにさり気なく促されて、手を繋いだものの。。。
一至、ジャンプするまでの間、どれほどのものが、いっぱい、いっぱい、駆け巡ったことでしょうね。
何度も、大きく深呼吸をして、その時の瞳こそ、深い湖の底の色……かすかに求めて煌く光は、何処?
なかなか、決断できなくって、繋いだ手をブラブラ。。。
不謹慎ですが、私、その時、ちょっと思ってしまいました…「幼稚園生みたいだな…ふふふ」って。
そして、RayZi、端から、とっても心配そうに、一至を見つめましたよね。
それでも、一至は、一至自身と闘ってでもいたのか……。繋いだ手の重さ、噛み締めていたのか……。

決意の時。とうとう、ジャ〜ンプ。

そして、この4人のROUAGEは、幕を閉じた……。

一至、あなたの気持ちは、わかりすぎるような、まったくわからないような……
だけど、だからこそ、私は、納得できなかった。
これが、ROUAGE?!こんな、終わり方で、いいの?!ねぇ!
ROUAGEって、こんなじゃなかったはずでしょ!!!

直後、ぶつけていた言葉です。うん。
結局、私が、淋しかったのです。そう。大好きなROUAGEに。
彼等のものであって、彼等だけのものじゃあないROUAGE!
そして、私の中にある、私のROUAGE!に。

NKの感想としては、以上です。

それからの気持ちは、また、別にまとめて、私の決意表明、いたしたいと思います!
ありがとう、ROUAGE!
そして、さようなら。
そして、こんにちわ。
I need you

 

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