ORGAN VITAL  Vol.3

 真説 ねむり姫異聞 真珠郎 '93

  

遠くから それは やって来る 脳の間を跳ねまわる 青ざめた馬たちが

『こんな夜にはね 都市のしじまを 細胞の夢が 徘徊すると言う……』

公演にあたって   代表 不二稿 京

『真珠郎−真説ねむり姫異聞』は、旗揚げ作品の『ねむり姫異聞』のモチーフ

−細胞・遺伝・犯罪−を練り上げ、新たに書き下ろした作品です。

THE VITAL ORGANS = 生命の諸器官

という名を持つ劇団、ORGAN VITALのこの作品は、

人間という生命体の織りなす物語、取り分け”犯罪”について、

「生命体であることの修羅」という観念を通して

その修羅の世界を漂白する人間の生への強い衝動を描こうとするものです。