出逢いからの、思い出をとりとめなく

 

●出逢いの場は「奥女中たち」スズナリ 1992年 

先に通い初めていた友人に連れられ、「岩藤を演る」以外の予備知識は皆無。
席は前に平土間桟敷のある椅子席の1列目の中央。
始まると・・・な、なに?!この妙な衣装に、ちんちくりんな人々がちょこまかと。
綺麗でもなく、そして、初心者には置いていかれる感のある「お約束」らしきもの。
私は通称「岩藤」の「加賀見山旧錦絵」も「加賀見山再岩藤」も、
猿之助さん達や、玉さんなど、何度も観ている、好きな演目であったので・・・
進むほどに、徐々に募る、「何だかなぁ」という思い・・・。
加納さんの岩藤が登場した時には、ピーク!「私の大好きな岩藤を、こんなにしてぇ!」

そんな中、トイレにも行きたくなってしまい、ますます集中できず〜
暗転した時に、満員な中、迷惑なことに、席を立った。
盛り上がっている中、トイレに行く奴なんていないと思っていた事でしょう・・・
狭いスズナリ。奥のトイレに向かう途中の楽屋(?)が開けっ放しの大解放〜
何気に目を向けるわよね・・・そうしたら、半裸でお着替え中のお2方と、目が合ってしまった・・・
その時の驚いた顔は、今でも思い出せますが、もちろん、その時は、名前なんて知らず、
後になって、YさんとO君だったんじゃないかなと思うに至りました(笑)

そして戻ったものの、すぐに席には戻らずに、入口付近で立ち見をしていて、次の暗転で戻りました。
フィナーレに向けて、ますます、しっちゃかめっちゃかではあったものの、
ほんのちょっと、元々好きな役の「お初」が、これはこれでありかな、健気で、かわいいかも。
と、誓さんだけが、気に止まったのでありました。



●再びは「櫻姫全傳曙草紙」シアターアプル 1993年 

第一印象はすこぶる悪かったけれど、その感性を信頼している友人が、はまっている花組芝居。
今度は歌舞伎での経験はない演目だし、もう一度だけ、観てみよう。それでダメだったら縁がない。
そして出掛け・・・席も広々、前回とは、うってかわって楽しめた(笑)。
稲荷の大井君が、そりゃあ、かわいかった。私が、最も再演を希望している作品。

そして、次も、見てみようという気になりました。

さて、この時ではないと思うのですが、しっかり花組ファンになった時点で、
私のお気に入り御三家は「誓さん、加納さん、山下さん」。
新御三家的に「八代さん、潤君、大井君」
という具合になりました。



 以下、観劇、及び参加イベント(記憶のあるもののみ)

●「いろは四谷怪談」スペースゼロ 1993年
潤君のテンションの高いお梅が圧巻!

●「泉鏡花の草迷宮」タイニーアリス 1993年
子泣きじじぃの様な大井君…

●「あやつり仁侠館」浅草フランス座 1993年
さほど、記憶にない

●「天変斯止嵐后晴」グローブ座 1993年 
明るいシェークスピア作品。この前に「平幹二朗・野村萬斎」で観ていてタイムリー、
華やかで、しっかり花組テイストでとても楽しめた。この時に「花組通信」発足、
会場で入会出来たので、即、入会。なので会員番号は2桁

●「定本いろは四谷怪談」本多劇場 1994年
お梅が大井君に変わった

●「雪之丞変化」前進座劇場 1994年
右近さん達の21世紀歌舞伎組の「雪之丞変化2001」が大好きな私。でも大丈夫。
加納さんの2役が素晴らしく、潤君の「テンションの高い女をやらせたら世界一!」
ぶり爆発!面白く、好きな作品になりました。

●「聖ひばり御殿」文芸座ル・ピリエ 1995年
誓さん主演で、思い出深い、一番好きな作品です。まずは初日に行って…「あ、そうだ」と、
次回の最前の時に、もくろんだことがありました。
劇中、「田の君」がファンにサインをする場面があるのです。
配られていた歌詞カードに何人か、「田の君」とサインしてくれるのですが、
私は、そこで、色紙を用意してゆき、差し出したのでありました。
「な、何?!」と、たじろいで驚いた誓さんでしたが、変わった色紙に「こ、こんなのもあるのね!」
と言いながら、きちんと「佐藤誓」をメインにしてくれました。
そして、その間…姫の家老役の潤君には、「あんた!人生考え直しなさいょ!」と、
扇子でさされながら、誓さんファンなことを責め続けられました。
良い思い出です(笑)

●「泉鏡花の夜叉ケ池」青山円形劇場 1995年 
玉さんの映画で馴染んでいた作品だけに、どうかな…と思っていたら、
誓さんの渋い学円。潤君の、すっかり別人、物静かで奥ゆかしいゆり。凛々しい水下さんの晃。
適材適所な妖怪面々に、テンションしょってたってる加納さんの白雪姫!お気に入りの作品です。

●「天変斯止嵐后晴」グローブ座 1996年 
再演。変わらず面白かった。

●「ザ・隅田川 再演ニ非ズ」草月ホール 1996年
かすかな、記憶しかない…。

■「バカ君バンド」東落合 1996年
小さな、ライブハウスというのではなく、芝居中心のスペースなのかな?
桂さん、八代さん、潤君、大井君、広田さん。ゲストに北澤さん。
ロック体質な私は、大人しい客の中、1人のりのり(笑)。音とかをうんぬんは野暮ですね、楽しいのが一番!
アンコールも終わり、引き込みが客の横の花道みたいなところで、
私は偶然そこに位置していて、楽しい気分ののりのまま、無意識にハイタッチの手を出していたら、
「あら」…不思議なことに皆さん、ハイタッチではなく、しっかり、握りしめてってくれ、ビックリ(笑)
残念ながら、さすがに潤君だけは違いましたが(笑)。
何だか、客もバンドも、とっても初々しいLiveでした。

■「花組まつり」スペースゼロ 1996年
誓さんのダンス教室では、左右のとっさの判断に弱い私は、「あんた!左右逆!」と怒られたり。
メキシカンな誓さんと2ショット撮らせてもらったり、
バカ君バンドを楽しんだり、初々しい新人・雷蔵君の袴姿にグッときたり、
木原ファミリーにほのぼのしたり、横道君のフリマで「姉ちゃんの」というジャケ購入したり、
他にももりだくさん、色々、遊びました。めっちゃ楽しかった。

●「雪之丞変化」本多劇場 1996年
再演。トークショーを見たのは、初演の時か?この再演か?

●「泉鏡花の天守物語」シアターアプル 1997年
やはり、玉さんの舞台や映画で、すっかり馴染んでいる作品。
花組色というか、新感線っぽいような(笑)。ロック色が強く、私には好きな味わい。

●「花組をどり'97」博品館 1997年
記憶は、いずこ…

●「悪女クレオパトラ」パブリックシアター 1997年
加納さんと潤君の二人クレオパトラ、迫力

●「泉鏡花の日本橋」シアタートラム 1998年
遠征の為、途中で中座しなければならなかったのが、ひたすら残念でした。

■「座敷遊びでサのヨイヨイ」 1998年
お座敷遊び堪能!。その時に、してもらったサイン。真っ先に誓さんに(笑)
千社札は自分で貼りました。
私の御三家、揃い踏み〜。楽しかったぁ!

●「怪誕身毒丸」博品館 1998年
もちろん、「曲家組」で観ました。誓さん、最後でしたね。

●「奥女中たち」スズナリ 1999年
さすがに、今回は楽しめましたが…誓さんが恋しかった…。

●「西鶴一代女」帝国劇場 1999年
まさか、帝国劇場で花組を見るとは!と貴重なので行っときました。

●「泉鏡花の天守物語」シアターアプル 2000年
「観劇の感想」頁に記述

■「お茶会」シアターアプル 2000年
「観劇の感想」頁に記述
追伸としては、なぜか、新人秋葉君と話し込み、雷蔵君には、パンフレットに
散々、落書きされました。加納さんとは、NHK朝ドラの話しをしてみました。

●「泉鏡花の婦系図」パブリックシアター 2001年
「観劇の感想」頁に記述

●「双面諏訪湖」赤坂プリンス・五色の間 2002年
予想していたより、立派な食事で(笑)、なかなか楽しめました。

●「南北オペラ」シアターアプル 2002年
う〜ん。私、こういうタイプは、はい、記憶がなくなるのであります。

●「百鬼夜行抄」博品館 2003年
久しぶりに、思いっきり、笑える花組を堪能!皆、いいキャラでした。

●「夜叉ケ池」青山円形 2003年
私にとっては、奇跡のキャステイング(笑)。でも、花組だけで十分

■「弥生」曼荼羅 2004年
山下さんの「弥生」の素踊り披露から、色々、楽しかった。
そういえば、歌いながらの山下さんに、お菓子をもらいました。

●「OINARI-浅草ギンコ物語-」青山劇場 2004年
それなりに、楽しめた。

●「和宮様御留」シアターアプル 2005年
フキの潤君!良かったぁ!そして、これも適材適所、いい作品に仕上がって好きです。

●「かもめ<花組HON-YOMI芝居>」乃木坂コレド 2005年
落語の後に、「かもめ」の配役きめた朗読劇。なかなか、面白かった。

●「-極猫大騒動- ゴクネコ mad Cats' panic」スペースゼロ 2005年
さすが、皆さんの、見事な裾さばきに感心していました。

●「鏡花まつり 泉鏡花の日本橋/泉鏡花の草迷宮」シアタートラム 2005年
日本橋を、やっとリベンジ出来ると思っていましたが…巡り合わせってあるもので、
今回は、どうしても外せない用事で遅刻。しかし、最後まで、見れて良かったです。いつか完全に。
草迷宮は…

●「ザ・隅田川」草月ホール 2006年
予定はしていませんでしたが、笑也さんのトークが決まって、急遽、観劇。
笑也さんのバースデーを祝えて良かった(笑)

■「落語+」曼荼羅 2007年
落語な皆さん。

 

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