花組芝居だ!     開設以降に行った面々の感想です

 何しょうぞ 現世に生きて 一期は夢よ ただ狂へ

 

「婦系図」パブリックシアター 2001.07.14 

何と、下記以降…私は花組に行っていなかった模様で……。
いつしか、なんだか、世代交代?!
主役は各務君!恋人役に森川君!ビックリ。そこを、ぴしっとしめてくれていたのが、
久し振りにたっぷりの「花組芝居の植本潤」!本領発揮で、見事でした。
やっぱりね、各務君、弱かった気がします…。
帰りにパンフを読んで、「ああ、こういう話だったのか」と理解したのですが、それが、
いまひとつ、伝わって来なかった気がします。そう、主人公の気持ちが、よくわからなかった。
それは多分、脇を固めた、猛者達が、やっぱり強かったからでしょう。
それは、「作品」として、どうなんでしょうか?
私としては、「花組芝居」を充分に楽しめて、とても満足でしたが。
それが、ちょっと気にかかりました。

とても、役にはまっていたのが、もちろんの潤君、渋さではダントツの水下さん、
嫌味がはまった北沢洋、いい味だしてる八代さん、色男脱してキップが良かった桂さん、
年寄り任せての溝口さん、小間使いならの横道君、判断は難しいけれどの原川さん(笑)。
そして、はい、チンピラの大井君。森川君も頑張りましたね。

で、加納さんに山下さん、役には、はまっていましたが(それも、とっても素敵に)、
どうも、北沢洋の妹達には、どうしても見えず…違和感(笑)。
「歌舞伎」では当り前な強引さではありますが、ちょっと、苦しかったかな。

で、まだ名前出してませんねの中脇さん、雷蔵君、秋葉君、それなり。
誓さん退座後、私が、密かに期待している雷蔵君、もっと、頑張ってね!と。

でもでも、とても楽しかったです。やっぱり、花組芝居からも離れられそうにない自分を実感!

「天守物語」シアターアプル 2000.01.10 

私の2000年、お出かけ初めでした〜。
今年の観劇初めは、再演となる花組の「天守物語」ということになりました。
そういえば、昨年の観劇初めは、グローブ座の「夏の夜の夢」で、連続、加納さんが観劇初め(^^)。
再演となると、やはり、受け手としては、初演の時とは違う観方をしてしまうと言うか、
「ああ、前回は〜だったよな」と記憶と現実に見えているモノが、微妙に行き交う頭の中。
割りと忙しい状態になります。
その上、私としては、1番のファンな佐藤誓さんが出ていない為……寂しいっ!感じ。
何か、前回の方が、もっとインパクトがあった気がするのは、ひとえに誓さんのせいなのでしょうか???
と思いつつ、あっという間に終わりまで、一気にみせてくださいましたね。
やはり、楽しいですね〜(^^)。観劇初めに相応しい楽しさ!
改めて、バックの工事現場の設定や、BGMにロックを使っていながら、セリフは、原本のままという。、
その危なっかしげなミスマッチが、より、「天守物語」の世界を、らしくしているのだなぁ〜と、
しみじみ思ってしまいました。
歌舞伎では、玉三郎さん至上な私ですから、やはり、玉さんの「天守物語」をダブらせてしまう気持ちも、
押さえ切れはしないのですが、
その見事な、何と言っていいのか、「色」かなぁ?う〜ん。「空気」…そう、そういう感じの、
違いで、同じモノが流れていながら、別の空間を見せてくれている感じで、楽しいですね。
片方では、見えていなかったものが、もう一方で見えてくるというような感覚で……。
と、あくまでも、私自身の中での話ですけれどね。

そして、終演後、時間をおいてのイベントは、花組芝居の面々と、飲んで食べてのお喋り会。

 

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