BUCK-TICK
偶像破壊主義

from 
コトブキさくら

                  Live

 

優しき故郷

興味を持ったのは、メジャーデビュー時、雑誌で見かけた今井寿氏に、「あ…JAPAN」と

感じてしまったからでした。リチャード・バルビエリとミック・カーンを足して2で割ったような。

しかし、「JUST ONE MORE KISS」の印象は…「見た目の割りには、軟弱じゃない」。

と、それ以上踏み込むことはなかったのです。

(洋楽では、私は、ちょうど、スキッド・ロウやメタリカにはまっていた頃でした)

そして、さほど、気に止めるでもなく過ぎていた日々の中で、飛び込んで来たニュース。

はい、あの事件でございました。耳にした時に、誰だというのは伏せられていましたが、とっさに

「ああ、きっと今井さんに違いない」と思ってしまいました。

そして、やはり、そうでしたね。とは言っても今井さんしか名前を覚えていなかった私でしたが。

 

そして、1年間の休止の後、「悪の華」で登場したミュージック・ステーションで、「ん?良くなったじゃん!」と 

思わずシングルを買って、そして、アルバムも買ってしまいました。

そして、すっかり気に入りましたが、以前に遡るほどでも、Liveへ行くほどでもなく、

とにかく「悪の華」という作品(アルバム全曲クリップ集も含め)が好きだったのです。

 

しかし、そのまま時は過ぎ、なぜか、他の予約で行ったCDショップの本日発売のコーナーに置かれていたCDに目が止まり……

「ん?へぇ〜っ。そっか。どっしよっかなぁ〜。まぁ、買っときましょう」と買ったのが、はい!

「狂った太陽」!

やられました!やられてしまいました!すっかり魅了されてしまいました!

その音!その詞!その世界!

どこかで、邦楽ROCKには、真のオリジナリティを求めてはいなかった私に、大きな衝撃でした!

日本にも、こんな音楽が生まれていたんだ!と、開眼、そう、まさしく開眼でした!

そこからは、もう、怒涛のように、遡って音源集める!ツアーのチケットを入手する!Liveに行く!

不思議なもので、1度認めてしまえれば、どのアルバムも、聴き込むほどに、味わい深く、

映像作品にしても、多分、私がLiveビデオで、一番をあげるとすれば、

「SABBAT」であるのは、今現在、変わりありません。

やっとメンバー全員の名前も覚えましたし。(こわいことにココまで、櫻井氏をも覚えていなかったのです)

そうして、彼らが、私の邦楽界、ナンバー1な位置に、燦然と昇ってしまったのでした。

が、個人的には、「COSMOS」以降、ちょっと、手放し状態で受け入れられるというわけでもなくなっていましたが、

やっれくれました。「ONE LIFE, ONE DEATH」で、またまたしっかり心掴み取られてしまいました!

はい、もう、絶対に離れられません!

彼らの存在は唯一無二、かけがえのないものになっているのです。