美流沙女

見上げる空に馳せるのは、優しき愛のの誘い……。

出逢い

その名は、かなり前から目にしていた記憶がある。印象的に綺麗なバンド名。
「何て読むんだ?」と最初は読み方がわからなかった気がする。
La'MuleやSの名を知る前から、雑誌やチラシでみかけてはいた。
その印象は、なぜか自分の中で、BY SEXUALとかぶっていた…本当になぜだか(?)
でも、そのバンド名以上に、バンド自身に興味を持つことは全くなかった…。
それでも、たまに、チラリとその名を雑誌などで目にする度に、
「ふ〜ん、まだ頑張っているんだ…」と、色々なバンドが、登場しては消えていく中で、
何となく、気になったりもして。

そんな風にして時は過ぎ、初めて彼等の音を聴いたのは、『Face Of Soleil2』の中の『風』。

その感想は、Soleilのページに、アルバムの感想として、
「そして、な〜んか、一歩あやまると、はまりそうでもあるのが『美流沙女』。
 アリエネの京華とは、またちょっと違った感じの「今にも死にそうなヴォーカル」(笑)」と。

★付けての曲別感想として、
「★★★★聴き込むうちに、クセになってしまった曲。
 ダルーな浮遊感が気持ち良いのか?悪いのか?紙一重の危うさがいい」でした。

そして、いよいよ、初めてLiveの彼等を見たのは、2000年1月のFace Of Soleil。
そう、横浜ベイホール。
やっぱり観ても…紙一重の危うさ?
「ああ、こういうバンドだったのかぁ〜」って長年その名だけ気になっていて、
やっと出会えた為か、ちょっとしみじみ。で、割りとビックリ。
なかなか他にはいないヴィジュアル。
が、特に私のツボにはまることもなく…その時となっては、大好きなSoleilの一員って
ことで、それなりで良かったと…そんな感じでありました。

以来、Soleilの一員以外の何者でもない、以上でも以下でもない感覚。
よそのインディバンドに比べれば愛着はあるけれど、だからと言って、ファンでもない。
というスタンスで、ずっと過ごして来ました。
LiveもFace Of Soleilか、Soleilがらみのイベントとかで観るだけで。

それが…私の中で、化けたのは、はい、2001年6月23日のFace Of Soleilからでした。
それまで、目にしては、なぜかホッと安心できる存在ではあったのですが、
初めて「ハッ」としました。美鈴が「凄い!」と思いました!うん。何か凄かったです。はい。

それから去年ちゃんと通販予約していた「美流沙女」ですが、わけあって手元には6月に届き、
そのままだったのですが、諸々のLiveが一段落したタイミングもあり、ようやく聴くことに…。
あらゆるタイミングが綿密に仕組まれていたかのように、はい、見事にはまりました。
はまってしまいました。とりあえず、アルバムには!

さてさて、どんな展開が待っていることでしょう。
とりあえず、Face Of Soleilがますます楽しみになりました!
ツアーは行けないですが、9月のワンマンが非常に楽しみです。ふふふ。

2001年6月30日現在